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上咽頭炎について

前の項目のEAT治療とは上咽頭炎の治療です

EAT治療の項目でも説明してありますが、風邪においてウィルスが一番最初に攻撃してくるのが鼻の奥の突き当りに当たる上咽頭であって、風邪の本体は「上咽頭炎」です。

風邪で起こるウィルス性の上咽頭炎には抗生物質が効きません。

風邪薬の中に入っている消炎剤(解熱鎮痛剤)は風邪の症状を和らげるだけで、風邪が早く良くなるわけではありません。風邪の場合、薬を飲んだからといって経過が良くなるわけではないので病院で風邪に対する対応は限られています。

そういった中で上咽頭に塩化亜鉛処置をすることによって風邪は速やかに治ることが経験としてわかっています。つまりEATは風邪が早く良くなる貴重な治療です。

風邪のような急性疾患にEAT治療は有効ですが、その一方でEAT治療は非常に多くの病気に有効な治療です。

私は多くの学会や研究会で耳鼻咽喉科の難病と言われている耳管開放症の患者さんにEAT治療が有効なことを発表してきました。言い換えれば耳管開放症の患者さんの多くが慢性の上咽頭炎を持っています。

慢性上咽頭炎は「治りにくい」と思われている多くの疾患に隠れていて、当院では次のような疾患の患者さんにEAT治療を施行して良い結果を得ています。

慢性上咽頭炎をEAT治療して当院で改善がみられたことのある疾患

 

耳鼻咽喉科領域 

 1.習慣性扁桃炎

 2.再発する中耳炎

 3.滲出性中耳炎

 4.耳管狭窄症

 5.耳管開放症

 6.メニエール病(特に難治性の場合)

 7.血管運動性鼻炎(いわゆる気温差アレルギー)

 8.アレルギー性鼻炎

 9.副鼻腔炎(特に再発する場合)

10.三叉神経痛(原因不明の耳の痛みなど)

11.嗄声

12.嚥下障害

13.舌痛症

内科疾患

 1.IgA腎症

 2.潰瘍性大腸炎

 3.気管支喘息

 4.咳喘息

皮膚科疾患

 1.蕁麻疹(日光蕁麻疹を含む)

 2.掌蹠膿疱症

 3.乾癬

その他

 1.片頭痛

 2.線維筋痛症

 3.子宮頸がんワクチン接種後の不定愁訴

 4.胸鎖関節炎

 5.へバーデン結節

EAT治療について

謎の「耳づまり病」を自分で治す本

慢性上咽頭炎の本